姉妹都市
英語Sister cities)は文化交流や親善を目的とする都市と都市との結びつき。日本では主に国際的に使われるが、国内的に使われることもある。姉妹都市という表現はアメリカ英語の<<sister city>>に由来するもので、イギリス英語では<<twin city>>といい、各国語では様々な表現が使われる。友好都市という表現もあるが、これは姉妹というと上下の関係が生じるので、主に中国との間で使われだした。現在では中国以外にも使われることがある。また友好交流都市の表現もある。提携は市町村レベルに限定されず、都道府県レベルの友好提携もある。
姉妹都市(友好都市)を規定する法律があるわけではないが、一応の要件として、
が挙げられる。
草加市の国際姉妹都市は2市ある。
@カーソン、米国・カルフォニア州・ロスアンジェルスの南25qに位置する。昭和54年11月に姉妹都市提携。青少年使節団の相互派遣(ホームスティ)、教員の招へい、お年寄りの作品交換など幅広い交流を展開。
昭和63年には、カーソン市制20周年を祝し、草加松原の黒松の種子から育てた苗木800本が同市のデルアモパークに植樹された。交流では国際姉妹都市協会の役割が大きい。
カーソン市は、1968年、ロスアンジェルス郡77番目の市として施行。面積は約50ku、人口約89000人。かって牧場だった土地に新しく作られた都市。ロスアンジェルス国際空港には車で15分と近く、発展著しい。高速道路も整備されている。
産業構成は工業が40%で、工業団地には日本の企業も進出している。また、州立大学1校、短大2校、高校7校をもつ文教都市でもある。
A安陽(あんよう、Anyang)は中国内陸部の河南省最北部にある都市。
市内区部の面積は約54ku、区部人口101.2万人である。平均気温は13.6度、地積は平地で、緯度は東京とほぼ同じである。北京から南西に約500kuの位置にあり、京広線で約6時間である。また市内東部を京珠高速道路が通過している。
中国7大古都(北京、南京、杭州、西安、洛陽、開封、安陽)の一つである。約3300年前の商代後期の都で中国古代王朝の一つである殷の時代の遺跡「殷墟」があり、ヒエログリフ、楔形文字と並び世界三大古代文字の一つに数えられる甲骨文字が大量に出土している。また、袁世凱 の陵墓である袁林が有り、日本人観光客が比較的多く、少林寺へも日帰り圏の距離にある。
工業面では中国最大のカラーブラウン管工場があり、農業は穀物類、綿花、ピーナツなどの生産が盛んである。また、熱気球、グライダー、スカイダイビングなどのスカイスポーツ拠点としても世界的に有名である。