汐留再開発




 2002年にスタートした国内最大級の再開発プロジェクト「汐留シオサイト」。正式には「東京都計画事業汐留土地区画整理事業施行地区」と称される汐留地区。古くは鉄道発祥の地として名を馳せたこの地が、いま新たな都心に生まれ変わろうとしている。
 大正3年(1914年)に東京駅が開設され、「新橋停車場」は「汐留駅」に、「烏森駅」は「新橋駅」にそれぞれ名称が変わり、現在の「新橋駅」が開業したことで「汐留駅」は貨物専用になる。
 明治5年に開業した「新橋駅」がB街区に「旧新橋停車場」として再現される。復元駅舎内に汐留の歴史・鉄道を紹介する「鉄道歴史展示室」を設け、一般に開放。駅舎基礎石の見学窓や汐留で発見された鉄道遺物を展示する。
 地球と海をイメージしたロゴマークがこのエリアを象徴している。汐留で建設が進む大規模再開発の名称が『汐留シオサイト』、汐留シオサイトとは、地球と自然の共生によって生まれた水域未来発信基地、「安全で安心、緑あふれる快適な街づくり」を実現するために具体的に実施されるのは、街区の間をつなぐ共有空間のグレードアップであり、都市開発のポイントとして「都営大江戸線・新交通ゆりかもめの汐留駅も開業し、これで地上と地下が重層的な構造になる」。