江戸川水閘門施設概要
1.設置場所 東京都江戸川区東篠崎地先(旧江戸川河口より上流約9.3q)
2.工 期 昭和11年(1936)6月〜昭和18年(1943)3月
3.役 割 ・洪水時に1000立方b/sを旧江戸川に分派させること
・以上渇水時に塩分遡上を防止すること
・堰上流の水位を確保して、都市用水を安定供給すること
・平常時における下流の流量を確保すること
・舟運の確保をすること
4.施設概要 水門 鋼製全溶接ローラーゲート 幅10.6m(純経間10m)扉高5m×5門
閘門 鋼製全溶接ローラーゲート 幅13.4m(純経間11m)扉高6.5m×5門
5.そ の 他
昭和45〜47年に地盤沈下及びゲートの腐食などに対処するため、ゲート及 び操作室の改造を行いました。この改造により5門とも同じ高さまで捲き上げ が可能となりました。また3門については従来通り1枚扉でもぐり流出放流で すが、2門については2枚扉で越流放流も可能になっています。
昭和55年の計画変更により、洪水時の旧江戸川への分派は、0となりまし たが行徳可動堰の改築が終了するまでの間は、暫定運用として旧江戸川に も分派させています。